視察研修旅行 江戸の庭園めぐり [活動報告]

今年の視察研修は、近場を見直そうということで、江戸の庭園めぐりを行いました。
事前にセミナーにて簡単な庭園の見方を学び、いざ出発。

一日で、4つの庭園をめぐる強行スケジュール。
すべての庭園にボランティアガイドさんがいらっしゃり、その方の説明を聞きながらめぐってきました。

まず一つ目は、清澄庭園。

こちらは今「龍馬伝」で話題の岩崎弥太郎さんが作ったお庭で、石の庭なんだそうです。
現代では、もうお目にかかれないような貴重な石が園内にちりばめられていました。

こちらは佐渡の赤玉石だそうです。
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これが自然にできた色だというからびっくりです。


和館もそのままで、今は茶席として利用されているとか。
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はぜの紅葉が見事です。
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遠くからでも、美しいですね。
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そして、2件目。

旧岩崎邸庭園
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日本の西洋建築の先駆けとなったコンドル設計の邸宅です。

外観も素敵だけれど、部屋の隅々まで時代を感じるというか、まるでタイムスリップしたかのような感じで、とてもすばらしかったです。


昔は女人禁制だったというビリヤード場。
今なら女性も見学できます。(笑)
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お昼ごはんは、上野精養軒
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ひとつひとつのお料理がめちゃめちゃ美味でした!


そして3軒目「六義園」

柳沢吉保が作った和歌の庭です。

和歌に詠まれる名勝を配置した庭なんだそうで
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それはそれは美しい!

ここ、本当に東京!?

と、思わずにはいられませんでした。

春はしだれ桜、夏は青葉、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々に見所があるんだそうです。




都内の公園で松を手入れできる職人さんは数人しかいないそうです。

そのかたがたが、順番に都内の庭園をめぐり手入れをしていくんだとか。

ちょうど、六義園でお目にかかれました。

ちょうど雪吊りの最中。
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雪吊りのやりかたも何種類かあって、この庭園内だけでもいろんな手法が見れるそうです。
めったに雪はふらないそうですが、風情を楽しむために行っているということでした。



江戸の頃からあったという松。
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枝振りがかっこいい。

そしてこも巻きはおしゃれに梅もよう。
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これで松竹梅をあらわしているんだそう。


最後に訪れたのは、小石川後楽園。

おなじみ水戸光圀公が作られたお庭です。
こちらのテーマは琵琶湖から京への道。
琵琶湖のほとりを歩き、木曽路を歩き、京に入る・・・。
そんなお庭です。

清水の舞台があったり、渡月橋があったり、確かに聞き覚えのある造形物がたくさんありました。

円月橋
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木々の影から眺められるところが一番きれいに見えました。
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そういえば、こちらには黄門様が作った水田がそのまま保存されているんですって。
なんかすごいです。



日本庭園といっても、造られた時代によっていろんなストーリーがあるんだなぁって、とても勉強になりました。
次回は一つ一つの庭をゆっくり見学してもいいですね。
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